PVMAとは

     

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東京都中央区日本橋室町1丁目11番12号
 日本橋水野ビル7階
 PVMA 代表 勝山直樹

 電話番号  03-6672-1029(受付 平日9:00~17:30)

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私が太陽光発電に興味を持ったのは2011年の東日本大震災ころからです。東日本大震災がもたらした大きな揺れや洪水、火災などで多くの尊い命とインフラ、財産が奪われるのをまざまざと見せつけられ、当時は帰らず、会社にて夜中、テレビを見ながら衝撃を受け、その後寸断された各種インフラ、特に計画停電、交通混乱などを経験し、一極集中型の日本の供電のあり方に大きな不安を抱くようになりました。 計画停電の際には仕事を終えて我が家への帰路、灯りを失った夜の町はびっくりするほど暗くて、遠くにある原子力や火力等の発電所からの送電に頼ったこの国の電気政策に疑問を強く持ちました。

その後悶々とした3年ほどを経て、紹介があって「メガソーラー」のデベロッパーでの仕事をさせていただいたのがきっかけで、ソーラーの世界に飛びこむことになりました。当時はまだメガソーラの意味もよく理解しておりませんでした。

入社してみると、売買契約書(PA)やSPCを活用した売買スキームなど多くの勉強をさせていただき、毎日異なる内容の仕事が目新しく楽しかったのですが、何よりも地主さん相手の「現場」は営業担当者と一緒に土地所有者と会話したり、説得したり、説明会を開いたり、地元の祭りに参加したりして、多くの方々と触れ合う機会があり、苦労も多かったが、最終的にはみんなが幸せ道を探す仕事の楽しさに魅せられ、太陽光発電が自分のライフワークと感じたのです。

 その後、外資のデベロッパーでMDをさせていただいたのですが、汚い人間模様と金欲の文化になじめませんでした。SDGsとか言いながら、日本的な「和」であったり「三方よし」の精神のかけらもありませんでした。本社や自分(ASEAN統括としての)の評価、財布の中身がすべてに優先し、優秀な仲間や人材がどんどん辞めていく中、運良くFIT終了と共に日本法人は撤収になり職を失いましたが、その後もしばらくもめて大変でした。そのころまでには自分も低圧発電所を4基ほど取得しており、巨額の借金と共に、何がなんでも商売として成立させなければならないという思いで、知らないことが多胃ことに右往左往したことを覚えてます。FIT法(旧法)もそうですが、技術的なところ、電気事業法など読んだこともありませんでした。

 PVのメンテナンスを少しずつ勉強し、不良施工のトラブルに巻き込まれながらも、素人なりに、一つ一つ、課題を克服し乗り越えるのが楽しく、太陽光発電所をもつ仲間とも交流の場もできました。知らずのうちに太陽光発電自体が趣味のようになっていました。当初、自分の発電所と友人らの発電所の数基のメンテナンスから副業的にはじめて拡大させるつもりもなく、PVMAを立ち上げました。

 やってみてわかったのですが、販売会社がいう「メンテンスフリー」なんて大嘘です。雑草が生えてパネルを覆ったり、急にブレーカーが落ちたり、鳥がパネルに石をおとしたり、多くの施工業者や販売業者が撤退するなど、本当に困っているお客様が多いことに気づかされました。トラブルが発生しても、販売会社や施工会社が無責任であることが多く、自分でやるしかないと悟り、自ら復旧に行くほかありませんでした。

 

FIT、特に高額FITのころの開発・販売業者の過半数は施工等は儲かるのでいいものを使っているのですが、その後のアフターがいいかげんで、責任感も能力も期待外れのものが多いように思います。定額になると変なところをケチって危ない発電所が少なからずあります。裁判も何度か弁護士を立てたり立てなかったりで対応し、せっかく勝訴しても、業者に支払い能力がないということがしばしばです。結局相手方の財布具合を探りながら早めに和解を持ちかけたり、途中で裁判を中止したりして戦わなければなりません。相手方が悪質業者の場合、交渉を求めても無視されるだけなので結局、金銭的(工事代金等)には泣き寝入りするか、裁判するかの2択しかありません。その意味で保険は加入していたほうが絶対いいです(今はなかなか入れませんが)。調停も一つの方法ですが、応じていただける良心的な業者なら、調停前に和解するはずです。

 結局は全部自己責任です。一日でも早く復旧させ売電ができる状態に持って行ったほうが勝ちです。トラブル発生後もそうですが、太陽光発電に投資した同志として、今後事故を未然に防止するメンテナンスとその復旧のお手伝いと、法務畑での経験と電設会社、施工会社との人脈を生かして、お客様の損害を最小限に抑えた上で法律的なサポートで貢献できるかと考えこの仕事を続けたいと思ております。